認知症には、大きく分けて3つの種類があると言われています。
ここでは、認知症の大半を占めるその3つの種類をご紹介します。
それぞれ、何が原因で、どんな症状が出てくるのか…。予防するためにも知っておきたいところですよね。
①アルツハイマー型認知症
脳に特殊なたんぱく質がたまることで神経細胞が壊され、脳がだんだんと委縮していきます。
認知機能の低下から始まり、身体の機能も徐々に低下していきます。
主な症状
・物忘れ
・判断能力の低下
・うつ状態
・無意欲、無関心
・徘徊
・幻覚
②脳血管性認知症
脳梗塞や脳出血等により脳の血管が詰まったり出血をすることで、神経細胞が破壊され機能しなくなります。
脳血管障害を起こした際に突如発症し、その後は良い時と悪い時を繰り返しながら進行していきます。
脳血管障害の原因は動脈硬化と言われています。高血圧、糖尿病、心疾患等が主な危険因子です。
主な症状
・まだら認知(できることとできないことがある)
・感情失禁
・歩行障害
・神経麻痺
・うつ状態
・せん妄
③レビー小体型認知症
脳の中にレビー小体というたんぱく質がたまり、脳の神経細胞が壊されていくことで起こります。
認知能力の良い時と悪い時が日々変動しながら進行していくため、初期段階では認知症と気付かれにくいと言われています。
主な症状
・物忘れ、判断能力低下
・幻視
・睡眠時異常行動
・うつ状態
・パーキンソン症状
・自律神経症状