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赤ワインとカマンベールチーズは認知症予防に最高の組み合わせと言えるのか?

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お酒はお好きですか?

お酒は毎日飲む派ですか?

あなたはお酒とどんなお付き合いをされていますでしょうか。

今回は、毎日の晩酌が楽しみだというお酒好きな方に、ぜひとも知っておいてほしい認知症予防のお話です。

 

もしかしたら聞いたことのある方もいるかもしれませんが、「赤ワイン」が認知症予防に効果的という話があります。

これが本当だとすると、お酒好きにはとってもありがたいことですよね!

ちなみに、ワインのお供にぴったりな「カマンベールチーズ」も、認知症予防に効果があるんだとか…

 

赤ワインとカマンベールチーズの持つ偉大なる力を知ったら、今日から晩酌は赤ワインとカマンベールチーズの組み合わせ一択になるはずです(笑)

食材の持つ効力を知ったうえで、おいしく楽しく認知症予防をしていきましょう!

 

 

赤ワインが認知症予防に効果的と言うのは本当か?

赤ワインの原料は「ぶどう」ですが、ぶどうには色々な種類のポリフェノールが豊富に含まれています。

ポリフェノールに、抗酸化作用があることは有名ですよね?

抗酸化作用とは、体内で多くなりすぎた不要な活性酸素を除去する作用のことです。活性酸素が増えすぎると、細胞や遺伝子を攻撃し、老化やがん、生活習慣病を引き起こすと言われています。

抗酸化作用により、動脈硬化や高血圧、そしてそこから引き起こされる脳卒中や心筋梗塞などを予防する効果が期待できます。

 

では、同じぶどうからできている白ワインでは同様の効果は得られないのでしょうか。

結論から言うと、「同等には得られない」となります。

ポリフェノールは、ぶどうの皮や種に多く含まれています。赤ワインは皮や種ごと発酵させて造るため、それらを除去して造る白ワインより、ポリフェノールの含有量が多くなります。

ちなみに、赤ワインの中でも「カベルネ・ソーヴィニョン」という品種のものが、ポリフェノールを豊富に含むことが確認されています。すなわち、抗酸化作用もカベルネ・ソーヴィニョンが一番高いということです。

 

また、ぶどうの持つポリフェノールの一つに、「レスベラトロール」というものがあります。このレスベラトロールは、人間のサーチュインという抗老化遺伝子を活性化する働きや、脳内に蓄積されるアミロイドβの分解を行う働きがあると言われています。

アルツハイマー型認知症の原因は、脳内にアミロイドβが蓄積することだと言われています。(アミロイドβが蓄積されると、ニューロンという脳神経細胞の情報伝達がうまく行われなくなり、記憶や認知機能が低下してしまうのです。)

ですから、レスベラトロールは、アルツハイマー型認知症の予防に最適と言えるのではないでしょうか。

ちなみに、このレスベラトロールを多く含むのは「ピノ・ノワール」という品種です。ポリフェノール全体の含有量では「カベルネ・ソーヴィニョン」が一番でしたが、レスベラトロールに着目すると、なんとピノ・ノワールはカベルネ・ソーヴィニョンの10倍ものレスベラトロールを含んでいるそうです。

 

 

カマンベールチーズが認知症予防に効果的と言われる理由

「カマンベールチーズは認知症予防に効果的」という話を聞いたことはありますでしょうか。

最近では、テレビ番組でも取り上げられることも増えてきているので、耳にしたことがある方も多いかと思います。(2018年にはネプチューンさんのジョブチューンという番組でも取り上げられていましたね!)

 

カマンベールチーズが認知症予防に効果があるかもしれないということは、キリン株式会社さんと小岩井乳業株式会社さん、東京大学大学院農学生命科学研究科の方々の研究により明らかになっています。

この研究では、マウスを使って実験を行ったそうなのですが、カマンベールチーズ入りの飼料を与えるグループと普通の飼料を与えるグループの2つに分けてマウスを観察したところ、カマンベールチーズ入りの飼料を食べたマウスのほうが、脳内のアミロイドβの蓄積が減少していたそうです。ちなみに、この研究については、米国科学誌PLOS ONEにも2回にわたり掲載されています。

 

カマンベールチーズで結果が出たということはわかりましたが、他のチーズではだめなんでしょうか。

実は、認知症予防のカギとなる部分は、チーズの「カビ」にあるようなんです。

脳の老廃物(アミロイドβなど)の除去を、「ミクログリア」という細胞が行ってくれるのですが、ミクログリアも老廃物を食べすぎると炎症を起こしてしまうそうなんです。炎症が起こると、脳にストレスが生じ、認知機能が低下してしまいます。

そこで、ミクログリアの老廃物除去作業は活性化しつつ、炎症は抑制する効果があるものはないかと研究したところ、カマンベールチーズにその効果があることが分かったそうです。

カマンベールチーズを製造する際、白カビで発酵させますが、この発酵で生じるオレイン酸アミドとデヒドロエルゴステロールという成分が、まさにこのミクログリアの活性化と炎症抑制に効いたことが判明されています。

だからこそ、チーズの中でも認知症予防におすすめなのはカマンベールチーズであって、他のチーズではだめなんですね。

チーズを食べるときは意識して、カマンベールチーズを選ぶようにしたいですね。

 

AlbanyColley / Pixabay

 

認知症予防に効果的な赤ワインとカマンベールチーズの摂取量

赤ワインの効果的な摂取量

赤ワインは1日1~2杯程度飲むのが効果的です。

実は、女性は赤ワインを飲むと逆に認知症の発症リスクが高まるという説もあります。というのも、女性の身体は、飲酒により影響を受けやすいからのようなんですね。

当然のことではありますが、アルコールの多量摂取は身体に良くありません。これは男性も女性も関係のないことです。

適量を飲むことは認知症予防に効果的ですが、目安量以上を飲むことは、逆に脳や身体にとって悪影響となります。くれぐれも飲酒量は気を付けるようにしましょう。特に影響の受けやすい女性は、1日1杯程度にとどめておいたほうが安心かもしれないですね。

そして、アルコールが苦手な方は絶対に!無理に飲まないようにしてください。赤ワインを飲まなくても、ぶどうジュースやサプリメントなどで代用できますので、そういったもので摂取するようにしてください。

 

また、赤ワインを飲む人は、生活習慣・食生活が健康的だから認知症になりにくいという意見もあります。

これも正しい意見と言えるでしょう。

バランスの取れた食事をとることは、脳の健康にも良い影響をもたらします。

赤ワインを飲めばいい、ではなく、赤ワインを飲みつつ、バランスよい健康的な食生活を送るようにしましょう!

 

カマンベールチーズの効果的な摂取量

マウスを用いた実験において効果のあったカマンベールチーズの摂取量を、人間に換算すると、1日あたり20gだそうです。

こちらも、多く摂ればいいというものではありません。チーズは脂質も多く含みますので、食べすぎは健康に悪影響を及ぼしてしまいます。20gを目安にたくさん食べすぎないように注意してくださいね。

 

20gと言ってもイメージが湧かないかもしれませんが、スーパーでよく見かける6個に切れてるカマンベールチーズは、1切れ当たり約15gです。

ですので、こういったタイプのものであれば、1~2個が1日あたりの摂取量となりますね。

 

カマンベールチーズを使った認知症予防におすすめのおつまみレシピも紹介していますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

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skeeze / Pixabay

 

ちなみに・・・

アルミニウムを摂取するとアルツハイマーになるという話がありますが、体内にマグネシウムとカルシウムがあるとアルミニウムを吸収しないそうなんです。

ワインにはマグネシウムが含まれており、チーズにはカルシウムが含まれています!ですから、仮にアルミニウムを摂取してしまったとしても、赤ワインとカマンベールチーズを食べていれば、アルミニウムを吸収せずに済むんです。
赤ワイン+カマンベールチーズで、アルミニウム認知症問題にもばっちり対応可能っていうことです。

こういう観点から見ても、赤ワインとカマンベールチーズは最高の組み合わせと言えますね。

 

まとめ

赤ワインとカマンベールチーズの持つ力、どうでしょうか?すごいですよね?!

こんなにおいしい組み合わせが、認知症予防にこれほど効力があるとは、本当にありがたい話です…!

 

赤ワインの品種によってはポリフェノールの含有量が違ったりするので、自分の欲しい成分が多いものを飲むようにしたいですね。

そして、赤ワインもカマンベールチーズも、どちらにおいても飲みすぎ食べすぎは健康によくありませんので、摂取量には注意して摂るようにしていきましょう。

1日あたり、赤ワインは1~2杯、カマンベールチーズは20gですよ!

 

と言いながら、書いている筆者自身が、これで我慢できるか不安です(笑)

摂りすぎないように、一緒に頑張りましょう。

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